パソコン有償譲渡会に行ってきました

こんにちは、発見と創造ラボです。

先日折込チラシに入っていた「パソコン有償譲渡会」が気になったので、実際に譲渡会に行ってみました。
行ってみようかな?と思っている方がいましたら、ご参考になるかと思います。

結論から言うと、もし私のお客様や友人がその譲渡会で購入を検討していたら、「私が同じようなものを探してくるからやめたほうがいいですよ」と言います。
その理由を書いていこうと思います。

パソコン有償譲渡会がおすすめできない理由1・冷静に判断できない、焦らせるイベント構成

会場はホテルなどの広い会場を一つ貸し切って開催されます。
私が実際に行った会場もかなり大きいホテルのおそらく最大のホールでしたが、少なくとも500人はいたと感じました。

会場に来た人は、3つの構成で順に案内されます。

1,入場待ちの待機列(廊下)

来場した人はまずここに折返し行列を作り、100人ほどずつ会場に案内されます。
行列の先には会場ホールの入口があるのですが、入り口・出口は扉が開け放たれているので、会場で何を説明しているのか、どのようなPCが展示されているのかがわかるようになっています。
また、先に入った人が我先にとパソコンに集合し、パソコンを抱えてレジに並ぶ姿も見ることができます。

この光景を見た人は「ああ私も早く会場に入らないと、パソコンが品切れしてしまうかもしれない」という気持ちになることうけあいです。

2,椅子100脚ほどが並び前方にスクリーンのある、譲渡会の説明を聞くための場所

会場に入った人がまず案内されるのはここです。ホテルの椅子が縦横にズラッと並んだ場所に座るよう促され、前方のスクリーンで組織の理念や活動内容、今日あるパソコンの説明などが流れます。
またスタッフの一人が、取り扱っている再生パソコンについての説明を行います。

問題は、この隣の実際にパソコンが展示・陳列されている会場とはほとんど区切られていないということです。区切っているのは長机のみ。
やっと会場に入ったのに、すぐ向こうに視線を移すと、先に会場に入った人たちが我先にとパソコンを抱えてレジに行列を作っている。
ここでさらに気持ちは焦ってきます。

3,譲渡用PCとその見本品が展示されているブース、会計

15分ほどの説明を聞いてやっと、実際に譲渡してもらえるパソコンにお目にかかることができます。
1,2の段階で嫌という程人がパソコンに群がるのを目の当たりにしているので、パソコンが無くならないうちに早くゲットしなくては!という気持ちになっています。

ここまでの行程を考えると、人間の消費心理をかなりよく研究した構成になっていることがわかります。
しかし、安いとはいえ万単位の買い物。我先にとパソコンに集まる人を目にして、「自分は納得してこのパソコンを買った」と満足できる買い物ができるでしょうか。

少なくとも私はそうは思いません。

パソコン有償譲渡会がおすすめできない理由2・中古パソコン相場の2倍程度の価格

譲渡会には3〜4種類程度のノートパソコンがありました。
いずれも大企業や官公庁でリース使用したパソコンをクリーニングして再生したもの、という説明がありました。

そのうち2種類程度の製品番号をメモしてインターネットで相場を調べてみたところ、3万円程度で中古市場で売られているパソコンが、譲渡会では6万円近くで“譲渡”されていました。

会場スタッフの説明では「2年間の無料サポートがつく」「帰宅して電源を入れればすぐ使えるようになっている」「無料サポートが期限切れしても、有償でずっとこちらで修理サポート等の対応ができる」というのを売りにしているようでした。

とはいえ、市場価格で購入し、同じようなサポートを受けたとしても同じような値段になるのではないか?という疑問があります。
もはやそれは“譲渡”ではなく、パソコンとサービスの“販売”なのでは……というのが正直な印象です。

パソコン有償譲渡会がおすすめできない理由3・パソコン本体の信頼性が低い

正確な使用年数がわからない

有償譲渡会で譲渡として用意されているパソコンは、前述したとおり、大企業や官公庁で3〜5年リースで使用したもの、という説明でした。

型番などである程度の発売年数は特定できますが、実際にどの程度使用されたのかわかりません。
会場スタッフに「これは何年程度使用したものなのですか?」と聞いても「それはわかりません」の一点張りでした。

正直なところ、メルカリで中古販売しているノートパソコンも使用年数は最低限書いてあるものが多いので、このあたりの信頼性はメルカリ以下とも言えます。

そして元も子もないのですが、基本的にパソコンの寿命は5年程度と言われており、業務用パソコンであればかなりハードな環境で使用されていたはずです。それを差し引きしても何年使用したのかがわからないというのはリスクが高すぎます。

製品にインストールされているWindows10の説明に怪しいところがある

会場では、中古のパソコンと再生パソコンの違いの説明がありました。

再生パソコンはリフレッシュPCと言われ清掃も念入りに行なっているなどの説明もありましたが、気になったのは、中古パソコンと再生パソコンの“Windows10”についてです。

中古のWindows10パソコンは、Windows7やWindows8.1を無料アップグレードした物が入っているから安心して使えません。
私どもの再生パソコンは正規ライセンスのWindows10を、クリーニングしたパソコンに新しくインストールしているので、安心して長くお使いいただけるんです。

以上のような趣旨の説明をしていました。

Windows10について少しでも詳しい方はご存知かと思いますが、現在Windows7とWindows8.1は、“Windows10にアップグレードできる正規ライセンス”を付与されています。
つまり、アップグレードしたから悪い、長く使えない、新規インストールだから良い、長く使える、という説明は間違っています。

担当者が正しく理解していないのか、それをもわざわざそういう言い回しをしているのかは不明ですが、そのような誤解を与える説明をしていることはかなり問題があると感じました。

結論・パソコンは、信頼できる業者さんで、じっくり検討してから買いましょう

パソコンは中古でも高い買い物です。そして、よく知らないからこそよく検討しないと、購入したあとに後悔してしまいがちなものです。

パソコンは見てくれは同じでも、“メモリ”や“CPU”などがちょっと違うだけで快適さが全く変わりますし、そういったことはちょっとした説明では理解できないことも多いので苦手、という方も多いでしょう。
だからこそ、じっくり検討し、納得して購入できる環境は重要です。

新品のパソコンに限らず中古のパソコンも、家電量販店やリサイクルショップなどで手に入るようになってきていますが、もしそのお店が信頼が置けるお店でなくても、詳しくて信頼できる人の意見を仰いだり、一緒に見てもらったりなどして、じっくり検討することが大切です。

手前味噌ですが、発見と創造ラボでは新品・中古パソコンご購入のお手伝いも行っています。誰に相談したらいいかわからない、というときは、お気軽にご相談ください。

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パソコン有償譲渡会に行ってきました” に対して2件のコメントがあります。

  1. せっくん より:

    やっぱりこの譲渡会怪しいよね~

    1. 発見と創造ラボ より:

      確実にアウトなことや違法行為は行っていないところがまたいやらしいですね。
      しかし信頼性がかなり低いのは明らかなので、おすすめはしません。安くもないですし。

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