ワクチン接種証明書アプリで接種証明書を発行したら、ものすごくちゃんとしたアプリだった
こんにちは。発見と創造ラボの水嵜です。スマホやパソコン、インターネットなどのITライフを快適にするお手伝いをお仕事にしています🥰
12月20日ごろ、デジタル庁が提供する「ワクチン接種証明書アプリ」がリリースされましたね。
これまでのコロナ関連アプリというと、厚生労働省が出している接触者確認アプリCOCOAがありましたがちょっといろいろあったので、今回はどうかな~?と思ったのと、
やっぱり行政が作ったアプリってなんかこう………使いづらいっていう感じが否めないんですよね。ユーザーエクスペリエンスってやつ(横文字使ってみた感)がいまいちでした。
そんなわけで、アプリとしての操作感を確かめるべく、とりあえず接種証明書を発行してみました。
目次
まずはインストール
兎にも角にも、まずはインストール。以下のボタンから公式サイトにジャンプして、ページ下部「アプリのインストール方法」に、Android・iOS両方のダウンロードリンクがあります。
マイナンバーカードをタッチして使うため、お持ちのスマホが対応しているかどうかも確認を。
アプリインストール画面で「インストール」ボタンが押せない場合は対応していません。
本アプリは、iOS 13.7以上もしくはAndroid 8.0以上かつマイナンバーカードが読み取れる(NFC Type B対応)スマートフォンにてご利用いただけます。
とあるので、OSのアップデートを行うか、NFCに対応したスマホを使う必要があります。
事前に用意するもの
インストールは無事できましたか?
操作を始める前に、マイナンバーカードを手元に用意しておきましょう。
マイナンバーカードをまだ持っていない方はこちらのWEBサイトから申請手順の確認を。または、お住いの市町村役場でも回答してくれる…はず。
アプリを起動して、規約に同意する
というわけで、マイナンバーカードを用意したらアプリを起動しましょう。
タップすると画像が拡大表示されます。
まずはアプリの概要と利用規約の確認をし、画面の案内に沿って「次へ進む」をタップ。
発行したい証明書の用途を選択
規約に同意すると、証明書を発行する画面が表示されます。
発行したい証明書の種類のスイッチをタップして「次へ進む」。
今回は日本国内用の証明書を発行してみます。
マイナンバーの暗証番号(4桁)を入力
マイナンバーカードの4桁の暗証番号を入力します。
この番号、3回間違えると役場に行って再設定しないといけないので、間違えないように注意してくださいね。
というかマイナンバーカードの暗証番号とかパスワードとか多くて覚えにくいので、忘れないように管理しないと。
マイナンバーカードを読み取る
暗証番号を入力すると「マイナンバーカードの読み取り」という画面が表示されます。
下の画面のような感じで、スマホのNFC読み取り部にマイナンバーカードをタッチ。
読み取りが成功すると、氏名・生年月日・性別・住所などの情報が表示されます。
確認して次へ進み、ワクチン接種をした自治体を選択。
「ワクチン接種記録を検索」をタップして…
接種記録を確認する
接種記録が表示されます。
結構いろいろわかりますね。
摂取した回数分の日程、メーカー、製造番号など。
一番下までスクロールして「発行する」をタップ。
接種証明書が発行できた
「発行しました」とメッセージが出たら「終了する」をタップ。
アプリのトップ画面に証明書が表示され、無事ワクチン接種証明書が発行できました。
ちなみに2回目以降に証明書を発行する際は、画面右下の「+」ボタンから発行できます。
感想:デジタル庁、ちゃんと仕事してた。
今回ワクチン接種証明書アプリを使ってみて感じたのは「ストレスなく操作できるアプリを作る」というのがいかに大変か、ということ。
これまでの行政関係のアプリやWEBサイト(マイナンバー関連の照会とか)はどうしてもどこか操作にストレスがあって、毎回「これデザインしたやつスマホ持ってないだろ!!!」とキレたりしていました。
しかし、このアプリは全然そんなストレスを感じることなく、「普通のアプリ」になっていた。それがすごいと思いました。
操作感の良さは感覚の部分が大きいので、おそらくノウハウがとても重要になってくるんだと思うんですよね。
UI(ユーザーインターフェース・画面の操作体験)は「コレを押すとこうなるものだよね」という共通認識によるものが多いため、その共通認識を持っていない人がデザインすると「コレ押したらこうなるんじゃないんかーい!」となるわけです。
門外漢(=これまでの行政の人)が決定権を持って進めていったらそりゃあ、違和感のあるものになってしまうのは当然のこと。
今回、民間人材がかなり入ったデジタル庁が進めていったことで、ノウハウが反映されたアプリになったんだな、と感じました。これは拍手を贈りたい。
デジタル庁、賛否様々ではありますが、私は今後より期待したいなと思います。
というわけで、皆様もぜひこのストレスのない操作感を体験してみてください!
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