【雑記】生成AIとSNSの怖い話
こんにちは。発見と創造ラボの水㟢歩実です。
最近、X (旧Twitter) に「Grok」という生成AI機能が登場したのをご存知でしょうか。
平たく言うと、Xが作ったChatGPTのようなもの。
最初はプレミアム会員限定の提供でしたが、最近では全ユーザーが利用できるようになりました。みなさん、もう試してみましたか?
今日は私が得意とする2つのトピック、生成AIとSNSを横断してちょっと怖いなと思ったことがあったのでつらつらと書いてみます。
目次
Grokの第一印象は「ちょっと面白い画像生成ツール」?
Grokがリリースされた頃、多くの人が画像生成機能を使って遊んでいました。
私のフォロワーさんの多くも「私のプロフィール(タイムライン)から自画像を描いて」と自分の自画像を生成して、「なんか違う」「どうしてこうなったん?」と笑ったり、ちょっとしたエンタメ感覚で楽しんでいました。
他にも、Xの新機能についての詳細をGrokに質問して、ヘルプ窓口のように使う方もいたようです。
新たな機能—トレンドの「概要」と「背景」表示
最近(正確にいつからかは分かりませんが)、トレンドキーワードを検索すると、その画面の上部に「この話題の概要」や「なぜ話題になっているのか」が表示されるようになっていることに気が付きました。
おいでよ上田のアカウントではこれが表示され、水㟢アカウントでは表示されていなかったので、まだ一部ユーザーしか使えないのかもしれません。
これまでやっていたように検索で出てきたポストを一つ一つ眺めて考えて「ああ~そういう話題ね」と自分で理解しなくていい、というのがかなり便利です。
しかしその一方で、ちょっと考えさせられるなと思ったポイントもありました。
生成AIの特性と注意点
生成AIは基本的に「検索」とは異なり、出力される情報が必ずしも正確であるとは限りません。
世の中の出来事は複雑で、必ずしも善悪がはっきりしていたり、正解が一つというわけではないですよね。それでも、人はどうしても単純化したくなるものです。
生成AIは、事前に学習した大量の情報の中から「命令に対して確率が高いそれっぽいものを作る」というのをしているだけです。
例えば、Grokがトレンド(話題のキーワード)の概要を生成するとき、判断材料として何を事前学習しているのか。そしてどんな情報を基にトレンドを要約しているのか。
「GrokはX内のあらゆる情報を学習元にしている」という情報もあるので、ユーザーのリアルタイムな投稿を参考にしているとしたら、それが誤情報や偏った意見である可能性も否定できません。
特に、誤解を招きやすい(多くの人が勘違いしたコメントを発信しやすい)話題の場合、生成される内容が間違っている可能性も大いにあるな、と感じています。
生成AIへの理解が必要な理由
私自身、ここ1年半ほど生成AIに関するセミナーを開催してきました。その中で感じるのは、多くの方が「興味はあるけど、よく分からない」という状態にとどまっているということです。
皆さんの周りにも、そういう方が多いのではないでしょうか?
近い将来、生成AIは義務教育にも取り入れられる可能性が高いと私は考えています。
でも、義務教育期間を過ぎてしまった大人の方こそ、その基本的な知識を持つ必要がある…というか、緊急度が高いと感じます。
情報を受け取る量も発信する量もどんどん増えている今だからこそ、生成AIを正しく理解し使いこなす力が求められていくよな…と、Grokに触れながら考えていました。
地域で一番わかりやすい生成AIセミナー、やってます。
半ば祈りのような感情を抱きながら、この記事を書きました。きっとこれから生成AIは、想像もできないような速さで日常の一部になっていくと思います。
生成AIは正しく使えばとても便利なツールです。
ですが、その情報を受け取るとき、「間違っているかもしれない」と思いながら受け取るのと、「間違っている疑いすら持たない」という姿勢は大きな違いがあります。
そのためには仕組みや注意点など、基本的な知識が欠かせません。
私はけっこう本気で、上田市内(むしろもっと広い範囲)で一番やさしくわかりやすく生成AIを教えている自負があります。もちろんまだまだ至らない部分もありますが、老若男女、一人でも多くの方に生成AIの知識を身に着けてほしいと思っています。
その最も根源となる理由が「生成AIを勘違いしたまま使うと危ないのに、その普及スピードは待ってくれないから」。
一人でも多くの方に、まずは超基本の入口となる部分を身に着けてほしいと強く感じています。
というわけで、近日中に開催予定の生成AI関連セミナーは以下から。中には無料のものもあります!また、団体や会社で研修を開催したい、というご相談も大歓迎です。
ぜひご参加くださいませ…!
X(旧Twitter)、Instagram、Facebookのメッセージでもお気軽にどうぞ!
P.S.
ちなみに…この記事は8割くらいChatGPTを使って書きました。お気づきになりましたか?