2024年おいでよ上田Instagram年間アナリティクスを公開&伸びたポストの分析をしてみた

こんにちは。発見と創造ラボの水㟢歩実です。

先日おいでよ上田X(Twitter)の2024年年間アナリティクスと分析をした記事を公開したのですが、せっかくなのでInstagramも公開したいと思います。

Xの記事と同様に、インプレッションが多かったポスト・エンゲージメント率が高かったポストとその要因を分析していきます。

おいでよ上田について

私は2016年からTwitter(現X)で「おいでよ上田」という名義で発信をはじめました。
長野県上田市内のグルメ情報・イベント情報・その他歴史文化やちょっとした話題まで様々な話題を取り上げ、現在は「地元発信クリエイター おいでよ上田」と名乗り、地元事業者さんや行政関係の方とのコラボ企画もさせていただけるまでになりました。

2025年1月現在で、X(Twitter)、Instagram、その他SNS合わせてフォロワー合計20,000人を超え、上田市内外のたくさんの方にご覧いただいています。

Instagramは少し遅れて2018年8月から発信を開始。

Xではリポストなども多数行ってキュレーションを意識した運用を行っていますが、Instagramはリポスト機能が公式ではサポートされていません。
そのため、「長野県上田市のごはんと景色」を軸に、「上田ってけっこういいじゃん」と思ってもらえるようなコンテンツを発信しています。

発信頻度は低めで、1ヶ月に2~4ポスト程度。それほど頻繁に更新しているわけではありません。

おいでよ上田

Instagramのアナリティクス=インサイトについて

Instagramのアナリティクス機能、Instagramインサイトは、アカウントの閲覧数やクリック数、動画の再生数など様々なデータを閲覧・管理できる機能です。
このデータを元に「伸びるコンテンツ」の共通点を見つけ、今後の運用方針を決めていくなどの使い方をします。

Instagramインサイトは自分のInstagramアカウントのプロフィール画面から確認することも出来ますが、より詳しく分析ができるMeta Business Suiteも使用できます。

インサイトの利用は無料。基本的にMetaは広告を出してほしいスタンスなので、インサイトには至る所に「広告出せばもっと伸ばせますよ!」という誘い文句が掲載されています。

年間アナリティクスの概要

スクリーンショットはMeta Business Suiteのものです。

閲覧数が7月以前にグラフに出ないのは何なんですかね🤔数字は反映されているようなのでこのまま掲載します。

リーチ数ランキングTOP3

2024年は、年間の投稿数が40件、ストーリーズは148件でした。今回は投稿のみ対象にしていきます。

まずどの投稿でも共通しているのは、私の投稿はキャプションがめちゃくちゃ長い!ということ。タイムラインでも表示される1行目はわかりやすいつかみの文章にしますが、2行目以降の説明文はかなり細かく記載する傾向にあります。
今回も埋め込みはキャプション込みで行っているのでやや文章が多く見えてしまいますが、ご了承ください。

さて、X(Twitter)の記事ではインプレッション数ランキングにしましたが、Instagramではリーチ数のランキングにしてみました。

リーチ数とは、どれだけの人の目に触れたか、という数。
1人が2回見るとインプレッションは2になりますが、リーチ数は1です。より多くの人に見てもらえたという指標ですね。

逆に言うと、リーチ数は少ないけどインプレッション数が多くなっているものは、「特定のターゲットが何度も見たくなる投稿ができている」ということでもありますね。

Instagramのリーチ上位に共通するのは、新規オープンした店舗であることと、もともと話題になる要素があるお店だったこと。お店自体のマーケティング戦略がかなり影響していることがわかります。

2/18 Asmari 12,941リーチ

こちらの投稿は、お店の方から直接モニターのご依頼をいただいたもの。同時期に他のインフルエンサーさんにもご依頼されていたらしく、このお店自体の情報露出が多くなっていたことに伴って、お店に興味を持った人も多かったことが要因ではないかと思われます。

この投稿に限ったことではないですが、私は「自分の感想」をなるべく丁寧に、情景を思い浮かべられるようなくらい詳細に書くことを心がけています。
他の食レポ系投稿だとあまりここまでキャプションを書いているものはありませんが、だからこそ「良質なn=1」としてもらえるようにとの工夫です。

9/25 Fil 7,467リーチ

こちらの投稿も新規オープンのお店。もともと新規オープンのお店やSNSで話題のお店はインプレッションが伸びる傾向にありますね。

テイクアウト専門店はいわゆる食レポ投稿がしにくいジャンルなので、そういった意味で競合があまりいなかった、というのもあるかもしれません。

11/27 ふわり、ふわる。 7,350リーチ

こちらも2024年に新規オープンした人気店。個人的にもずっと行きたいと思っていたお店でした。
いわゆる「SNSで映える」工夫を凝らしているお店で、人気店になるのも頷けます。

私の投稿はサムネイルにテキストを入れていませんが、こちらの投稿のサムネはサーブ時に一緒についてきたショップカードもあえて含めています。
そのため「このお店はどこだろう?」とならなかったことも要因の一つと思われます。

エンゲージメント率ランキングTOP3

エンゲージメントとは、興味を持った人の数。もっと具体的に言うと、ポストをタップやクリックしたり、いいね・コメントをしたり、プロフィールを見てくれたりなど「閲覧」から先の何かアクションを合計した数のことです。
Instagramではエンゲージメントのことをインタラクションと呼んでいます

このエンゲージメント数をインプレッション(閲覧数)で割ったものがエンゲージメント率
インプレッションでは「見た人」しかわかりませんが、エンゲージメント率は「そのうち興味を持った人はどのくらいか」がわかります。

ちなみにおいでよ上田Instagramの月刊平均エンゲージメント率は5%程度(ストーリーズを含む。投稿のみであれば8%程度)。フォロワー数が多ければ多いほどエンゲージメント率は下がる傾向にあります。

また、エンゲージメント上位3位はどれも12月のもので、投稿されてからまだあまり期間が経っていないものばかり。これは、投稿初期はフォロワーさん(=もともとおいでよ上田の投稿に興味を持ってくれている方たち)が反応をしてくれる割合が高いことが考えられます。そして時間が経つにつれて「おすすめ」タブに表示されることで、フォロー外の方にもリーチし閲覧数が上がっていく(=エンゲージメントはそれに比例しないのでエンゲージメント率は下がる)というシステム上の仕組みなのではないかと思われます。

12/23 Cheka 12.0%

計測するほぼ直前に投稿されたこちらの記事。
先程も述べましたが、投稿期日が計測日から近いほうがエンゲージメント率は高い傾向にあります。

このあとの12月28日に行った投稿よりもエンゲージメント率が高いのは、「何が写っているのか」がひと目でわかりやすかったことが要因ではないかと思われます。

12/16 華龍飯店 11.7%

こちらも12月の投稿。

そもそもInstagramでは「映える」「おしゃれ」な食レポがテーマとして選ばれやすいのですが、こちらの華龍飯店はその対局にあります。
ほかで取り上げないものだからこそ興味深く見てもらえる、というのはあると思いますね。

12/28 Hiraya & ヒラヤノオソト 11.0%

こちらは12月最後の投稿。計測日から最も投稿日が近いわりに、前述の2つの投稿よりもエンゲージメントは低いのはなぜなのか。

理由は割と明確で、「食品がサムネイルに写っていないから」と考えられます。写っているのは紙カップだけで、「これはなんだろう?」と画像やキャプションを注意深く見ないと何が紹介されているのかがわかりません。

そういったところでエンゲージメント率がやや下がってしまっています。(とはいえ、わざわざ蓋を外して撮るのは不自然なのでやりませんでした)

Instagram投稿で好まれる傾向と工夫

ここまでで分析した通り、Instagramでは好まれる傾向があります。

  1. もともと注目度が高いもの
  2. 何が写っているのかひと目でわかるもの

食レポ系やインフルエンサーの方であれば1を心がけていくのが最も効率が良いと思いますが、事業やプロジェクトで運用している方はそうは行きませんよね。事業のことそっちのけで食レポばかりしているアカウントになってしまうと「このアカウントは何屋さんなんだろう?」となってしまいます

そのため、どのアカウントにも共通して大切なのは2の「何が写っているのかひと目でわかる」という工夫です。
写真撮影をするときに既に概要がわかるようにする、写真にテキストを入れるなど、キャプションを見なくてもおおむね何についての投稿なのかがわかるようにする事が必要です。

また、私が投稿する際に工夫しているのは以下の3つです。
さらに言うと、画像に文字をいれるときは「なるべく大きく太く13文字以内で」というのがセオリーだそう。人間が一瞬で判別できる文字の平均が13文字なのだそうです。

  • キャプションの1行目はキャッチコピーとなるつかみの文章をいれる
  • キャプションは詳細に
  • 写真はなるべく多めに
  • 最後の1枚はフォローミーカードにし、プロフィール閲覧や保存を促す

Instagramはタイムラインで見たときに、キャプションの1行目だけが表示されます。この1行でどれだけ興味を持って「もっと見る」をタップしてもらえるか、という部分で毎回かなり熟考しています。

また、発見タブなどでフォロー外のユーザーの目に止まったときに、いかにプロフィール画面まで来てもらうかということも重要です。
Instagramで新規フォローをする人はたいてい「発見タブ・検索で見つける」→「投稿を見る」→「プロフィールを見に行く」→「今後もコンテンツに期待できそうと思ったらフォローする」という流れです。
この流れをスムーズに作ってあげること(動線を作る、と私は表現しています)、そしてプロフィール画面と投稿一覧で「私はこういうことを投稿していますよ」とひと目でわかるようになっていることが非常に大切です。
そういう意味も含めて、それぞれの投稿の1枚目が「何が写っているのかひと目でわかる」ことが非常に大切になってくるわけです。

2025年2月13日(木)、長野県上田市内でSNS相談会を開催予定です

さて、話は変わりますが来る2025年2月13日(木)、事業やプロジェクトなどでSNSを運用している方の相談会を開催予定です💡

上田市内のカフェなどでお茶をいただきながら、SNSに関するご相談や悩み事をお聞きしアドバイスいたします!

参加費はカフェのドリンク1オーダー込みでお一人2,000円、先着4名までの少人数制です。他のSNS運用されている方の悩みや疑問を一緒に聞くのも参考になるはず。

この機会にぜひご参加ください✨️

ちなみに、次回開催は3月18日(火)の予定です。

SNS相談会の概要

日 時2025年2月13日(木) 14:00~16:00
※時間内であればいつ来ていつ退席してもOK!
会 場長野県上田市内のカフェ(上田駅前周辺)
参加者の方にのみ追ってお知らせいたします💁🏻‍♀️
定 員先着4名
参加費2,000円(ドリンク1オーダー込み)
対 象・事業やプロジェクトなどでSNSを運用している方
・SNS運用をするうえで悩みや疑問がある方
お申し込み方法以下のいずれかの方法で「SNS相談会参加希望」とご連絡ください✉️
・水㟢のX(Twitter)InstagramFacebook Messenger、
 LINE等のSNSメッセージでご連絡
・水㟢のメールにご返信

発見と創造ラボでは、自ら運営するSNSアカウントの経験を強みにしたアドバイス事業も行っています。
ぜひお気軽にお問い合わせください💡

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